婚活の疲れ
「婚活疲労外来」という言葉が出始めています。
これは、婚活を続けているうちに精神的に疲弊が大きくなり精神的苦痛から医師の診断を受けるようになる人が増えているためです。
同じようなことは就職活動においても言えるのですが、婚活をしているとどうしてもお見合いまでは行くのだけれども交際には至らないということが多くあります。
そんなことが繰り返されると、まるで自分の人格のすべてが否定されたかのように感じて次第に自分という存在に不安を感じるようになってしまうのです。
婚活疲労外来に訪れる男女の悩みは共通しており、結婚の条件となる家柄、年収、学歴、年齢、容姿といった自分に備わっているものを否定されることで自分に勝ちがないかのような感覚に陥ってしまうのです。
実際には婚活において断られる原因となっていることはさまざまで、複数の条件のうちの一つだけが相手からの条件に適合していなかったり、あるいは相手側の気持ちや環境の条件よるところが多いのですが、とにかく結果として自分が否定されたということにショックを受けるようです。
断りを入れられるときには相手から本音で明確な返答があることはほとんどないので、はっきり伝えられない分、自分の何が悪かったのかということを悶々と思い悩むことがあるようです。
これは婚活にかぎらず失恋をしたときにも同じような気持ちになるものですが、失恋の場合にはなぜ自分が振られてしまったのかという理由にしっかりと向き合うことができればそこから新しい道を見つけていくということも可能です。
しかし婚活の場合はまずはプロフィールありきで人の出会いを行い、その後で突然断りの連絡を受けるようになったりするするので、最後まで自分の何が悪かったのかということがわからないということもよくあります。
婚活を知る
婚活事情に通じた人に言わせると、５回婚活をしてそれでも意中の人ができなかったようなときには諦めた方がよいとまで言われており、そこまでしてダメならそもそもその婚活方法が自分にはあっていないと判断することも大切になってきます。
婚活は確かに自分の希望にあった結婚相手を見つけるために必要な行動ですが、そのために自分が疲弊してしまっては本末転倒です。
もし悩みが大きくなってきたなら、婚活疲労外来を受けるなどして一度自分のことを見直しつつ自分の気持ちをしっかりと立て直すようにしておくことが大切になります。
未来の伴侶に出会えるため、心を強く持っていきましょう。
