自由を奪われるに尽きる
結婚することで一番ネックだと感じるのは、「自由がなくなる」ということに尽きると思います。
これは時間だけの話ではなく、金銭面や趣味、人生設計などすべての面においていえることです。
自由がなくなるのは男性も女性も同じはずなのに、なぜか男性のほうがこの感覚を強く受ける方が多いようですね。
結婚した男性が嫌だと思うこととして、今までは自分の好きなときに旅行ができたし、週に4回は飲みに行っていたのに、結婚したら月に1回の飲み会にも文句をつけられる。
転職をしたいと相談すれば「家庭を持ったのに何を言っているのか」と取り合ってもらえないなど、自分の思うように生きられないことにとても窮屈さを感じています。
自由がなくなることにプラスして、煩わしいことが増えるということについてもデメリットを感じるようです。
年末年始に双方の実家に帰省しなければいけない、法事もちゃんと出ないといけないなど、確かに家庭を持つとこうした面倒なことは増えます。
独身のころは、仕事が忙しいなどなんだかんだと言い訳をつけて帰省しなかったり、法事も参加しなくても特に咎められることはなかったのに、結婚したとたん帰省が当たり前の義務になり、法事の連絡が入って出費もかさむとなると、確かにわずらわしいと感じるのは仕方ありません。
この点についても女性も同じではあるのですが……。
責任が重たく感じ、デメリットに思える
また、今は共働き家庭が増えているので、自分の給料だけで家族を養うという家庭は減少傾向にありますが、やはり一家の大黒柱としての位置づけは夫にあります。
そうなると、自分が家族を養っていかなければいけないことに責任を感じ、それがとても重たくなってしまう人は多いです。
特に子どもが生まれると、将来の教育費やマイホームなど、どんどんお金の問題がのしかかってきます。
しかもマイホームにおいては、どちらかというと夫ではなく妻から提案して実行に移すケースが多いので、「俺は別に家なんて欲しくなかったのに、何千万もの借金を背負わされた」と考える人もいるようです。
マイホームはこうした結婚観に対する指標になります。
マイホームを購入して充実していると感じる男性は、結婚においてもそこまでデメリットを感じておらず、家庭を持ったことをよしとしている人が多いです。
逆にマイホームに否定的な人は、結婚についてもデメリットを多く感じている傾向にあります。
今は生涯独身という人も増えてきましたし、男性は定年まで働けば、自分1人を養って行くことは難しいことではありません。
けれど、それでもこれだけ家庭を持っている人がたくさんいるということは、「そういうものだから」という言葉だけで片付けられるものではなく、素晴らしいことがたくさんあるからなのです。
そういったよい面を見つけられる人と結婚するのが、女性の幸せかもしれませんね。