女性よりも単純な男性側からの条件
女性と比べて平均初婚年数が高い男性にとっては、20代で結婚というのはまだ「少し早いかな」という感覚となりがちです。
もちろん20代のうちに結婚をする男性も数多くいますが、特に焦る理由がないという人の多くは結婚を意識しはじめるのも20代も終盤にさしかかってからであり、いよいよ焦りだすのはさらにそれから10年くらいあとの30代後半からです。
そう考えると結婚そのものをするしない、またどういう人とするかということを現実的に自分の問題としてとらえるようになるのは、女性よりも男性の方が10年位あとというふうにも言い換えることができます。
それがよいことか悪いことかという議論はさておき、とりあえずはそうした意識が一般的であるという前提のもとに考えると、20代男性が考える結婚相手の理想というのはどこか非現実的なところもありなんとなく流れや勢いで選んでしまいがちなものが目立ってきます。
未婚の20代女性が結婚相手の男性に「年収・経済力」や「家庭についてどういった価値観を持っているか」といった場合によっては相手に聞きにくく踏み込んだ内容までを意識しているのに対し、男性側からの希望はもっとふわっとした内容がほとんどです。
20代男性が求める結婚相手への条件5つ
全体として20代男性は女性と比較して結婚そのものには消極的なのですが、それでもあえて結婚したいと思える相手として挙げられる条件として多く挙げられるのは以下のような点です。
【20代男性が求める条件 】
1.美人・かわいいなど自分のタイプの容姿
2.身長が自分よりも低い。小柄
3.周りに気遣いができる
4.性格が明るくていつも笑っている
5.家事ができる
全体としてまとめればやはり大きな条件として掲げられるのは「見た目」であり、自分の女性のタイプに合致しているかどうかということが最大のポイントになってきます。
同年代の女性がエステや美容整形に行き、見た目に磨きをかけているのもうなずけます。
ただし20代女性がトップの条件として掲げる「経済力・年収」のように、一定のボーダーライン以下の人はそもそも候補にすることもできない、というほど厳しいものではないことも多いのが特徴です。
中には芸能人並にすごい容姿の人でないと付き合う気も起きないという全く妥協のない男性もいないとも限りませんが、実際的に結婚を意識している男性ならば完璧に好みに合致していなくてもそこそこのところで妥協ができればまあまあ結婚してもいいかなというくらいには思えるようです。
ただその理由として「自分もそんなにスペック高くないので」といった自虐的な意見が裏にあることもあるので、「そんなに顔なんて気にしないよ」という男性の心理はそのまま鵜呑みにしない方がよいかもしれません。
以外にこだわられる身長
女性的な感覚を示す言葉として「男は胃袋でつかむ」といったものがありますが、実際に結婚をした人の意見を聞いてみると現在ではそれほど料理上手であるかどうかということは問われないことも多くあります。
確かに「料理上手なお嫁さんがほしい」というのは男性の多くに持たれている願望ではありますが、今は安くおいしくたくさん食べることができる外食チェーンもたくさんありますし、学生時代などひとり暮らしをしてきた男性などはしっかりと家事ができる人もいます。
料理をすることで家計が助かるなど複数のメリットがある場合はともかくとして、毎日ものすごく手の込んだおいしい料理を食べたいというような願望は今では昔ほど強くないというのが現実です。
それよりも案外重視されているのが女性の身長です。
女性にしてみても男性の身長は高いにこしたことはないと思うものですが、男性の方がよりその願望は強く持たれています。
容姿よりも女性が自分で直すことができないことなので深刻といえば深刻ですが、そういう意識もあるということは覚えておいた方がよいかもしれません。