年代別で異なる結婚相手への理想
婚姻率が下がってきていることが問題視されている現代ですが、意識調査をしてみると必ずしも結婚願望がない人が増えているというわけではありません。
ただ結婚相手となる相手に対して求める条件というもののハードルは数十年前に比べてかなり高くなっているということは確かなようで、特に未婚女性が相手男性に対して考えている希望は相当高いと言ってもよいでしょう。
具体的な結婚相手への条件を紹介する前に先に言っておきたいのが、結婚願望のある未婚の20代女性の多くが結婚相手に望む条件を自分で「高望みしている」と自覚をしているということです。
「マッチアラーム株式会社」という企業が行ったネット上の調査によると、自分の結婚相手への理想を「高い」と回答したのは全体の60%以上であったというふうに公表されているのでそれに見合う相手はなかなかいないということをわかっていつつもその条件を下げることができないというジレンマが伺えています。
これは結婚後の生活を強く意識するほど、厳しい条件をクリアする相手でないと長く関係を続けることができないという生きづらさの反映というふうにとることができます。
女性側からの結婚相手に求める条件を聞いた男性の多くはおそらくよく思わないことも多いかもしれませんが、それだけ今という時代は将来に強い不安を感じてしまう環境にあるということは慮ってもらいたいところです。
20代女性が求める結婚相手への条件5つ
20代というのは女性にとっては出産や子育てを考えるときに一つのボーダーラインになってくる年代なので、結婚をする相手に求める条件もさまざまな面で高くなります。
【20代女性が求める条件】
1.経済力・年収
2.身長・スタイル・顔立ちなどの容姿
3.趣味の一致
4.家庭に対する価値観
5.金銭感覚の一致
女性20代の相手に求める条件のトップはなんといっても「経済力」です。
個人の価値観や住んでいる地域などによって求める年収は若干違いはありますが、平均的には年収400~500万円くらいが平均値としての最低ラインとして挙げられています。
これは将来持ち家や自動車の複数所有、子供の教育費用といったもののための他に「年に数回くらいは海外旅行をしたい」「趣味にもお金が使いたい」という結婚後の生活そのものを豊かにするために必要な金額というふうに言われます。
確かに専業主婦として女性が家に入り、一家の大黒柱として男性が家族3~4人分を支えていくということを考えるとそのくらいの年収は絶対に必要かもしれませんね。
それと20代のうちはかなり容姿も意識されます。
女性の本能なのかもしれませんが、一緒に歩いていて周囲が羨むようなスタイルのよいハンサムを旦那さんにしたいという願望は若い女性なら当然の希望でしょう。
結婚生活を長くしていくためには
しかし結婚後の感想などを合わせて調査していくと、以外に重要だったという回答があるのは3番め以降の「趣味の一致」「家庭に対する価値観」「金銭感覚の一致」であったりします。
特に「金銭感覚の一致」というのはここにスレ違いがあると即離婚ということもあるくらいにシビアな問題で、結婚してみてから浪費癖があったということが発覚したりすると深刻な事態になったりします。
理想結婚生活についてまだ完全に現実的になりきれないというところが20代の女性の一般的な感覚といえるかもしれません。