キャリアによって異なる結婚相手への条件
現代の女性にとって30代というのは人生の分岐点になるとても難しい時期です。
20代の時から結婚願望はあったけれどもなんだかんだで結婚にまでは至らなかったという人もいれば、20代には勉強とキャリア形成に忙しくて異性との付き合いどころではなかったというような人もおり、そうしたこれまでのライフスタイルから考える理想の結婚相手もおのずと異なってきます。
20代から結婚願望が強くなかなかよい相手と巡りあうことができなかったという人にとっては、20代の頃に持っていた結婚相手に求める条件がより具体的な形で絞りこまれた人が理想になってきます。
逆に30代になってから結婚願望を感じ始めるようになってきたキャリア形成タイプにとっては、今後の仕事におけるキャリアにできるだけ影響のないような結婚相手の方がより望ましい人ということになります。
この2つのタイプだけでなく半々、もしくは6:4くらいの割合で結婚相手を探すという人もいるので一概にどちらか一方として決めつけることもできないのですが、少なくとも結婚後にどういった人生を送っていきたいかということは30代以降の女性の結婚相手選びに大きな影響を持ってきます。
20代からずっと結婚相手を探してきたという女性の場合
まず20代から熱心に婚活をしてきたけれども、うまく相手を見つけることができなかったという女性の場合です。
熱心に活動をしてきたにもかかわらずなかなか相手と成婚にはいたらなかったという人の場合、その原因として最も大きなものとして挙げられるのは「理想が高すぎた」ということです。
20代のうちは多少相手に厳しい条件をつきつけても、次から次へと結婚候補者が表れてくるためついちょっとの不満でも拒絶をするような態度をとってしまいがちです。
また年齢的な余裕があるために、「今焦って選ばなくてもまだこれからよい出逢いがあるかもしれない」という気持ちが先送りという選択をさせてしまうこともあります。
しかしそうしたことを繰り返して30代になってくると、次第に連絡先を交換したいという男性の数も減ってくるので、20代のときよりも現実的な条件へとハードルを下げてくることになります。
そこで新たに条件なってくるのが以下の5つの条件です。
1.経済力・年収
2.包容力
3.年齢からくる余裕(年上を希望)
4.相手家庭の両親との関係・病気などの有無
5.所有財産
これは結婚後に余裕のある暮らしを送りたいという希望とともに、10年後くらいに訪れる介護への不安が関係してきます。
若い時期には結婚相手には容姿や話の面白さのような異性から見て魅力的な部分が重要になりますが、年齢が高くなるにつれそうしたことよりむしろ現実的な生活をしていくために余計な要素はないかということが気になってきます。
キャリア重視の女性は自由を求める
一方でこれまでキャリア重視のライフスタイルを送ってきており、これからもより高みを目指したいという女性の場合には、全く違ったことが結婚相手の条件になってきます。
1.自分のライフスタイルの理解
2.妊娠・出産に関しての認識の一致
3.家事への協力度
4.相談相手としての対等な関係
5.経済力・自立心
キャリア重視の女性の場合には、結婚をしたことにより突然に「仕事を辞めろ」と言われるのは大変に辛いことです。
ですので自分のパートナーにはできるだけ自分の仕事と家庭への価値観を共有してくれる人を求めがちです。
そういった意味で年上で常に自分を立てることを希望する年上男性よりは、自分を支えてくれる存在となる優しい年下男性を好む人も多くなるようです。