出会い

言葉の始まり

「婚活」という言葉が初めてメディアに登場したのは、2007年11月に発行された「AERA」という雑誌でした。
記事では就職活動をするのと同じような感覚で、自分の良い点をよりよい条件をもった異性に売り込み、希望に近いパートナーを見つけるための活動という意味で紹介されました。
その後言葉だけが一人歩きしてゆき、今では結婚をしたいと思い出会いを求める気持ちや行動全般を「婚活」と称するようになっています。

結婚は一昔前までは社会生活を送る上で男女とも当然のように行うことでしたが、ここ数十年でだいぶ意識は変わり、本人の意思次第でしてもしなくてもよいような感覚にまで変化しました。
新しく自分の家庭を持ち次の世代となる子供を作って育てるという大きな意味を持ったことです。
人生のライフステージ的にもかなり大きな節目となることなので、相手選びにはかなり慎重になってしまいます。

ですが現代のような「してもしなくてもよい」という状況であれば、積極的に自分から動いていかなければ結婚そのものができないということにもなってしまっています。
「婚活」という言葉はもともとはより自分の希望に近い相手を見つけるという意味合いが強かったのですが、今では「結婚」そのものができるようにするための活動というふうに難易度が上がっています。

婚活の心理

相手を探す活動を成功させることができるかどうかの鍵は、量ではなく質で勝負をかけることです。
ただいたずらに異性が多く集まる場所に行っても、幸せな生活を一緒に送ることができる相手を見つけることはできにくいでしょう。

またもし理想の相手を見つけられたとしても、実際に生活を始めてみたら思っていたことと全く違っていて、数年以内に離婚してしまうようなこともあります。
多くの結婚をしたいと思う男女が熱心に「婚活」を行うのは、そうした将来的な失敗を避けるためにできるだけのことをしておきたいという気持ちが強くあるからでしょう。

この活動が昔ながらの「お見合い」「縁談」と違うのは、仲介者をたてたり家同士でのつながりを意識することがほとんどなく、自分の希望や気持ち、または憧れる結婚生活を叶えるための相手を探すという点です。
結婚活動の中でも一般的な方法である「お見合いパーティー」も最近ではすっかり様変わりをしてきており、料理やスポーツなど共通の活動をすることでより相手のことを知ろうという方向に変わってきています。

これから結婚活動をしようと考えている人や、これまで活動をしてきたけどなかなかいい相手を見つけることが出来なかったという人のために、このサイトでは最近の婚活事情についての情報を多面的にまとめて紹介していきます。